卒業生が第62次南極地域観測隊員(2020-2023年)に決定

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今年11月の出航にむけて準備中の伊達元成さん(東京立川市の国立極地研究所にて)

 当学科と関わりの深い、本学エネルギー工学科を卒業、本学大学院工学研究科前期課程を修了されておられる、伊達 元成(だて もとしげ)さんが6月29日(月)に開催された第156回南極地域観測統合推進本部総会において、第62次日本南極地域観測隊員(越冬隊)に決定されました。

伊達さんは、村中健教授(環境科学研究室、当時)のもと、「植物に固定される炭素14濃度を環境動態解析に用いた研究に取り組み」、その後、総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻(国立歴史民俗博物館)で炭素14を用いた高精度年代測定の研究をされました。本学を離れたあとも、2004年に本学生命環境化学工学科(当時)に赴任した、鮎川恵理准教授(第42次日本南極地域観測隊(2000-2001年夏隊)に参加)、2019年に赴任した星野保教授(第48次日本南極地域観測隊(2006-2007年夏隊)に参加)と交流を続けられ、2020年11月から2022年3月まで、長年の希望であった、南極での越冬観測(モニタリング気水圏変動担当)に従事されることとなります。当学科のような南極観測との関わりをもつのは、地方の私立大学としてはたいへん珍しく、学科教職員、後輩にあたる学生ともども、伊達さんのご活躍をお祈りしております。

* 当学科は2002年に設置された生命環境化学工学科が母体となっており、設置当時の教員や研究室はエネルギー工学科所属の教員や研究室により構成されておりました。また、同窓会もエネルギー工学科と当学科卒業生の合同で、学科単位の組織「学匠会」が設置されています。